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 聖書を学ぶ友へ


聖書の思想(月本昭男著『この世界の成り立ちについてー太古の文書を読む』から)

(第1回) はじめに神天と地を創造した。 『創世記』一章 1節

 旧約聖書の第一書『創世記』の冒頭である。神は、第一日目の光の創造から第六日目の地上の獣と人間の創造まで、六日間で天地万象を想像してゆく。そして七日目、その出来ばえに満足した神は安息をとる。六日間働いて、七日目を安息日とする一週間の暦は、この天地創造物語に基づいている。
 そもそも人類は、古来、世界の起源をめぐるさまざまな神話を伝えてきた。『古事記』や『日本書紀』のはじめに記される「国生み」の神話もその一つである。こうした神話には古代人の世界観が表明されているが、旧約聖書の場合、はじめに神は天と地を創造した、という簡潔な言葉でその世界観を総括する。
 神は人間の目には見えない。しかし、神が創造した天地万象には神の威光が輝き、神の意志がはたらいている。そうした世界に人間は生かされている。これが、天地万物を創造した唯一の神を信じる旧約聖書の信仰の基本であった。
 旧約聖書は、それゆえ、神の被造物である自然を神として崇めることも、神の像を作ってこれを拝むことも、厳しく戒めるのである。目にはみえなくとも、世界を創造し、これを支える唯一の神が厳然として存在する、と信じて疑わなかったのだ。
 この神の固有名がヤハウェであった。旧約聖書のこのような神信仰は、その後、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に引き継がれ、人類の一神教の伝統を形づくることになる。

これまでの掲載内容

掲載回 タ イ ト ル 資料
第12回  エッサイの株から一つの芽が萌え出る
第11回  契約の書を取り、民に読み聞かせた
第10回  わたしは……あなたがたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した神である
第9回  剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする
第8回  穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない
第7回  わが律法を・・・彼らの心に刻みつける
第6回  あなたたちは他のどの民よりも貧弱であった
第5回  涙と共に種蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる
第4回  草は枯れ、花はしぼむ
第3回  人が一人でいるのはよくない
第2回  神は自分の像に人を創造した


月本昭男氏の講義アーカイブ

      1.「聖書のアブラハム」(2010年7月4日 経堂聖書会にて)(41分33秒)


        

      2.「対話としての祈り」(2009年7月5日 経堂聖書会にて)(38分37秒)


       

      3.「苦難の僕と贖罪信仰」(2011年7月10日 経堂聖書会にて)(42分49秒)


        

      4.「内村鑑三の生涯から」(2010年11月7日 経堂聖書会にて)(28分55秒)